除草作業。
田植えが終わったらその直後から水管理が必要になります。
除草剤を投入しない圃場では、雑草の発生を抑制するため深水管理を徹底します。
土の表面が水面から顔を出していると、その部分は間違いなく雑草だらけになります。
稲がある程度育って活着したころを見計らって除草機で株間の雑草を退治します。
除草作業は二回ほど行いますが、畦の草刈りはほぼ毎週のペースでやってます。
稲の成長とともに雑草もグングン大きくなります。
アオミドロという藻が繁殖した圃場。
この藻が発生してくれると、雑草はほとんど育ちません。
一面に繁殖した頃を見計らって2~3日程度水を抜いて乾燥させると、藻も死んでしまします。
この藻が光を遮ってくれるので雑草は成長できないようです。
畦草の様子。
圃場内の除草が上手くいったと思ったら、畦から雑草の侵入があります。
この草は伸びた茎から地中に根を張りどんどんエリアを拡大していく雑草です。
早めの除草が効果的です。
出穂の様子。
「しゅっすい」と読みます。
梅雨が明けて除草作業もひと段落すると、稲から穂が出てきます。
穂が出る直前は多量の水分を必要としますので、この頃も水管理が重要です。
画像は米の花が咲いているところです。
米の花は一日しか咲きませんので、受粉も一日で終わってしまします。
この時期に台風が来てしまうと、受粉する前に花が散ってしまい身が入らなくなります。
収穫間近の風景。
ここまで来ると一安心です。
後は台風や大雨が来ないことを祈るだけです。
稲刈り前には最後の草刈りをして、畦際の稲刈りがしやすいようにします。
収穫の頃には稲穂がもう少し垂れて地面に付きそうなくらいになります。