温湯消毒。
「おんとうしょうどく」と読みます。
お米作りの始まりは、種籾を発芽させるところからです。
一週間ほど水に浸して発芽させるのですが、その前に病気が発生しないように高温で消毒します。
最近ではこの消毒作業を薬剤で済ませる農家が多いですが、やすくりファームでは昔ながらの方法で消毒します。
温湯消毒後は、こんな感じで水に浸して発芽を待ちます。
基本的に水は毎日取り換えます。
最終日はぬるま湯に浸けて発芽を揃えます。
温度管理が結構重要なのです。
播種作業。
発芽が確認できたら苗箱に育苗土を入れて種籾を播いていきます。
といってもほとんど機械がやってくれます。
種まき~覆土~散水までを一気にやってくれます。
作る量が少ない品種は専用のプレートで播種をしています。
苗代風景。
播種作業が終わった苗箱は「苗代(なわしろ)」と呼ばれる圃場で成苗になるまで育てられます。
均一に均すのがなかなか大変な作業なのです。
この時期は日差しが強く、急激に温度が上昇する日もあるので管理が大変です。
まぁ~子ども達が手伝ってくれるとこんなもんです。
手伝いなのか邪魔してるのか・・・
近所の公園で水洗いしてから帰りました。
5月中旬。
すっかり成長した苗。
ここまで成長したら後は植え付けです。
育苗箱は軽トラックに専用のラックを積んで運びます。
この状態では品種の違いは見分けがつきませんので、箱に書いた目印が頼りです。
田植え風景。
田植え機を使って成苗を等間隔で圃場に植え付けていきます。
人が植えたら何日も掛かるような作業をほんの数時間で終わらせてしまいます。
しかも、植え付けと同時に肥料も投入できます。
鏡のような水田に等間隔で植え付けていく様子は見ていて飽きません。
補植風景。
機械が展開する場所や苗の継ぎ目等で植えられなかった場所を人の手で植え付けます。
やっぱり最後は人力なんです。