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2021苗づくり①

ササニシキの種籾
ササニシキの種籾

今年もこの時期がやってきました。

 

そう

 

米づくりの始まりです。

 

圃場の整備も同時に進めていくのですが、先ずは苗づくりからです。

 

苗づくりの第一段階は「種蒔き準備」です。

 

この作業が始まると「いよいよ米づくりがスタートするなぁ~」という気になります。

 

やすくりファームでは苗を無農薬で育てるので、何かと手間がかかります(^_^;)

 

①種子選抜

②温湯消毒

③種浸し

④種蒔き

⑤育苗

 

この様な工程を経て、植え付けられる状態の苗に成長させます。

 

本日は①~③までの作業をやります。

先ずは①種子選別です。

 

1.13の比重になるように塩水を作ります。

 

水を入れる前の状態は、かなりヤバそうな白い粉ですよね(>_<)

 

食塩ですので安心してください(^.^)

だいたい生卵が浮く程度が目安だそうです。

 

まっ、この辺りは適当とうことで・・・アハハ(^-^;

 

しっかり浮いてますね。

塩水の中に種籾を投入してグルグル掻き混ぜます。

 

浮いてきた種はすくって捨ててしまいます。

 

沈んでる種籾が、次のステージに行けるということですね。

選抜が完了したら、次は②温湯消毒です。

 

60℃のお湯に10分間種籾を浸けます。

 

温度管理と時間管理がかなり重要な作業の為、一瞬たりとも目を離せません( `ー´)ノ

温湯消毒が終わったら、ソッコーで水に浸して熱を取ってやります。

 

本日、最後の工程③種浸しに入ります。

 

しっかり熱が取れたら、桶に移して水を入れて完全に水に浸します。

 

水温は12℃

 

うむうむ('Д')

 

いい感じの温度です。

 

積算温度が100℃(10℃×10日)で発芽するらしいので、12℃だと約9日で発芽する計算になります。

 

発芽するまでは、毎日水を替えて酸欠状態を防止します。

 

最後は温度計を片づけてと・・・

 

この黄色い六角形のケースは、なんだか懐かしいですよね。

 

小学生の頃、理科の実験で使った時の記憶がよみがえってきます(^-^;

本日の作業はここまで。

 

続きは④以降の工程になりますので、少し時間が空きます。

 

今回植え付けるササニシキの特性をしっかり読んでおきましょう!

 

気になるのは「耐倒伏性の”弱”」ですね。

 

コシヒカリと同じで、倒れやすい様です(>_<)

 

収穫前に倒さないように、気を付けないといけませんね。

 

ササニシキはコシヒカリに近い品種ですが、さっぱりした味わいでとても美味しいですよ!